9月22日(日)の『シュー1プレミアム』
読書好き芸人の光浦靖子さんとカズレーザーさんがオススメした本をご紹介します。
光浦靖子さんオススメの本
地球星人 村田沙耶香
内容紹介
衝撃のラストにあなたの常識が破壊される!?
『コンビニ人間』をはるかに超えた、驚愕の芥川賞受賞第一作
なにがあってもいきのびること。
恋人と誓った魔法少女は、世界 = 人間工場と対峙する。
地球では「恋愛」がどんなに素晴らしいか、若い女はセックスをしてその末に人間を生産することがどんなに素敵なことか、力をこめて宣伝している。地球星人が繁殖するためにこの仕組みを作りあげたのだろう。私はどうやって生き延びればいいのだろう――。
内容(「BOOK」データベースより)
私はいつまで生き延びればいいのだろう。いつか、生き延びなくても生きていられるようになるのだろうか。地球では、若い女は恋愛をしてセックスをするべきで、恋ができない人間は、恋に近い行為をやらされるシステムになっている。地球星人が、繁殖するためにこの仕組みを作りあげたのだろう―。常識を破壊する衝撃のラスト。村田沙耶香ワールド炸裂!
熱帯 森見登美彦
内容紹介
汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。
この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは?
秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。
幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!
我ながら呆れるような怪作である――森見登美彦
内容(「BOOK」データベースより)
沈黙読書会で見かけた『熱帯』は、なんとも奇妙な本だった!謎の解明に勤しむ「学団」に、神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと、「部屋の中の部屋」…。東京の片隅で始まった冒険は京都を駆け抜け、満州の夜を潜り、数多の語り手の魂を乗り継いで、いざ謎の源流へ―!
カズレーザーさんオススメの本
ケーキの切れない非行少年たち 宮口 幸治
内容紹介
児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。
目次
はじめに
第1章 「反省以前」の子どもたち
「凶暴で手に負えない少年」の真実/世の中のすべてが歪んで見えている?/面接と検査から浮かび上がってきた実態/学校で気づかれない子どもたち/褒める教育だけでは問題は解決しない/一日5分で日本が変わる
第2章 「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年
ケーキを切れない非行少年たち/計算ができず、漢字も読めない/計画が立てられない、見通しがもてない/そもそも反省ができず、葛藤すらもてない/自分はやさしいと言う殺人少年/人を殺してみたい気持ちが消えない少年/幼児ばかり狙う性非行少年
第3章 非行少年に共通する特徴
非行少年に共通する特徴5点セット+1【/ 認知機能の弱さ 】見たり聞いたり想像する力が弱い「/不真面目な生徒」「やる気がない生徒」の背景にあるもの/想像力が弱ければ努力できない/悪いことをしても反省できない【/ 感情統制の弱さ 】感情を統制できないと認知機能も働かない/ストレス発散のために性非行/ “怒り"の背景を知らねばならない/ “怒り"は冷静な思考を止める/感情は多くの行動の動機づけである【/ 融通の利かなさ 】頭が硬いとどうなるのか?/BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)/学校にも多い「融通の利かない子」/融通の利かなさが被害感につながる【/ 不適切な自己評価 】自分のことを知らないとどうなるのか?/なぜ自己評価が不適切になるのか【?/ 対人スキルの乏しさ 】対人スキルが弱いとどうなるのか?/嫌われないために非行に走る?/性の問題行動につながることも【/ 身体的不器用さ 】身体が不器用だったらどうなるのか?/不器用さは周りにバレる/身体的不器用さの特徴と背景
第4章 気づかれない子どもたち
子どもたちが発しているサイン/サインの「出し始め」は小学2年生から/保護者にも気づかれない/社会でも気づかれない「/クラスの下から5人」の子どもたち/病名のつかない子どもたち/非行化も懸念される子どもたち/気づかれないから警察に逮捕される
第5章 忘れられた人々
どうしてそんなことをするのか理解不能な人々/かつての「軽度知的障害」は人口の14%いた?/大人になると忘れられてしまう厄介な人々/健常人と見分けがつきにくい「/軽度」という誤解/虐待も知的なハンディが原因の場合も/本来は保護しなければならない障害者が犯罪者に/刑務所にかなりの割合でいる忘れられた人々/少年院にもいた「忘れ られた少年たち」/被害者が被害者を生む
第6章 褒める教育だけでは問題は解決しない
褒める教育で本当に改善するのか「?/この子は自尊感情が低い」という紋切り型フレーズ/教科教育以外はないがしろにされている/全ての学習の基礎となる認知機能への支援を/医療・心理分野からは救えないもの/知能検査だけではなぜダメなのか「?/知的には問題ない」が新たな障害を生む/ソーシャルスキルが身につかない訳/司法分野にないもの/欧米の受け売りでは通用しない
第7章 ではどうすれば? 1日5分で日本を変える
非行少年から学ぶ子どもの教育/共通するのは「自己への気づき」と「自己評価の向上」/やる気のない非行少年たちが劇的に変わった瞬間/子どもへの社会面、学習面、身体面の三支援/認知機能に着目した新しい治療教育/学習の土台にある認知機能をターゲットにせよ/新しいブレーキをつける方法/子どもの心を傷つけないトレーニング/朝の会の1日5分でできる/お金をかけないでもできる/脳機能と犯罪との関係/性犯罪者を治すための認知機能トレーニング/被虐待児童の治療にも/犯罪者を納税者に
あとがき
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 現代編
内容紹介
シリーズ累計150万部!
世界中でベストセラー! 待望の第3弾
3冊目のテーマは現代文化!
扱っている年代が狭い分、今までよりもぎゅっと濃い内容が詰まっています。
毎日5分で1年後、ニュースからエンタメまで今必要な世界の常識丸わかり!
『タイタニック』からミッキー・マウス、『スター・ウォーズ』、
マリリン・モンローからニルヴァーナ、ベーブ・ルース、
サリンジャーから、カズオ・イシグロ、J・K・ローリングまで!
この本さえ読めば、いとも簡単にかつ楽しく、知識を増やして友だちをアッと言わせることができるはず。
雑学王でもポップカルチャー通でも、誰もが認める読書家でも、現代文化を網羅した本書にくぎづけになること間違いない!
1週間で7分野! 毎日ジャンルが変わるから飽きずに続く
【月】人物・・・ドナルド・トランプ、アンネ・フランク、ダイアナ、ボノ、スティーヴン・ホーキング
【火】文学…トルーマン・カポーティ、『罪と罰』、スコット・F・フィッツジェラルド、『1984年』
【水】音楽…『スリラー』、マドンナ、スティーヴィー・ワンダー、ボブ・マーリー、ローリング・ストーンズ
【木】映画…『ゴッドファーザー』、『風と共に去りぬ』、オードリー・ヘプバーン、メリル・ストリープ、ウディ・アレン
【金】社会…テレビ、アナーキズム、経口避妊薬、タバコとがん、同性愛者の権利
【土】スポーツ…モハメド・アリ、タイガー・ウッズ、ベーブ・ルース、バトル・オブ・ザ・セクシーズ
【日】大衆文化…ジェームズ・ボンド、『セサミ・ストリート』、フラフープ、『フレンズ』、名犬ラッシー