お肌のケアと同じくらい大切なヘアケア。
黒髪のメカニズムや普段の生活で気をつけることを勉強して白髪対策をしていきましょう。
黒髪のメカニズム
髪の毛はもともと白っぽい、無色透明な細胞です。
そこに発毛を司る”バルジ領域”から生まれたメラニン色素細胞が黒く色をつけます。
ストレスによってこの細胞がダメージを受けると、色がつかずに生えてくるのですが、これが白髪となります。
ストレスや加齢、乱れた食生活など、さまざまな影響で細胞にダメージが与えられてしまいますので外的ストレスを避けて頭皮にいい環境をつくることが大切です。
まずは、普段の生活をチェックしてみましょう!
白髪を増やしてしまうかもしれない?生活習慣
帽子や日傘を使わない
顔や身体には日焼け止めを塗っていても髪の日焼け対策をしていない方は多いですね。
紫外線は、毛根や頭皮の細胞の遺伝子にダメージを与えます。
また、髪の主成分であるタンパク質の結合を分解してしまうので、白髪だけでなく抜け毛の原因にもなります。
寝る前にスマホを見てしまう
寝る前に目を酷使すると肩こりにつながり、睡眠不足を招いてしまうこともあります。
睡眠不足は髪の生え変わるヘアサイクルを狂わせるので頭皮へのダメージも大きく、薄毛や白髪の原因になってしまいます。
水をたくさん飲む
必要以上に水分を摂り過ぎると腎臓に負担がかかります。
腎機能が低下するとカルシウムの吸収率が悪くなり、髪の毛の色素であるメラニンの働きが鈍くなって白髪を招く原因になると考えられています。
偏った食事をしている
栄養が不足すると頭皮や毛根に栄養が行き届かなくなります。
朝食を抜いたり、暑いからと身体を冷やす果物などばかり食べていると髪を黒くするメラノサイトに必要な栄養が行き届かず、白髪を生む原因になってしまいます。
髪が濡れたまま寝る
髪を洗った後にドライヤーをかけずに寝ると、頭皮に雑菌やカビが過剰に繁殖してしまいます。
そのような状態は毛根内にストレスを与えてしまい、ストレスに弱い毛根に悪影響を与えます。
増えた雑菌はにおいの原因にもなるので、しっかり乾かすことを心がけましょう!
腎機能の低下に注意!
漢方では”腎”、つまり腎臓と髪は密接な関係にあるとされています。
日常生活で心がけること
抗酸化作用のある野菜や鮭などを食べる
細胞を活性化させるためには、抗酸化作用のある食べ物を多く摂ることが大切です。
*色の濃い野菜に含まれるポリフェノール
*鮭に含まれるアスタキサンチンは、高い抗酸化作用があり、毛根の老化を防いでくれます。
ただし、こればかり食べればいいというものではありません。
大豆製品やバナナなど、抗酸化作用のある他の食材もバランスよく摂るようにしましょう!
帽子や日傘で紫外線対策
紫外線によって強いダメージを受けた細胞は生き返りません。
元気な毛根細胞を維持するためには、陽射しの強い夏以外でも帽子や日傘、UVスプレーなどで紫外線対策をしておくことが大切です。
水分を摂り過ぎない
水分を摂り過ぎると尿として排出されますが、その時に腎臓に負担がかかります。
水の飲みすぎは身体を冷やすことにもなるので、1回で摂る量はコップ1~2杯程度に抑えるようにしましょう。
鉄や亜鉛のサプリメントで必要な栄養素を補給する
鉄や亜鉛が不足すると、細胞の新陳代謝が悪くなり、幹細胞や毛根細胞の機能も低下するなど髪も影響を受けてしまいます。
豚肉のレバーやかきなどで積極的に摂取するように心がけ、食事で補えない分はサプリメントを活用しましょう。
鉄分のサプリメント
亜鉛
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40℃前後の湯船に20分ほど浸かる
肩や首が凝ると頭皮の血行も悪くなります。
40℃前後のお湯に20分ほどのんびり浸かってリラックスしましょう。
寝つきが良くなると睡眠不足解消にもつながります。