3月9日(土)の『世界一受けたい授業』のテーマは
「この春 気をつけたい体ランキング」
15位~9位をご紹介します。
この春 気をつけたい体ランキング
15位 首
1日の気温差が10℃以上になったりすることもあるこの時期は、自律神経が乱れて血流が悪くなり首も凝りやすくなるので注意が必要です。
また、近年はスマホが原因で首コリやストレートネックが増えてきています。
人間の頭の重さは約6キロ≒ボウリングの球
首が30度傾くと3倍の18kg、60度傾くと27kgの重さになります。
これは小学3年生ほどの男の子が首にぶら下がっているようなものなのです!
スマホを見るために下を向いていると、カーブしている頸椎(首の骨)が真っすぐな状態のストレートネックになってしまうのです。
ストレートネックが及ぼす影響
ストレートネックで椎間板や神経が圧迫され、首コリだけではなく、頭痛、耳鳴り、めまい、慢性便秘、逆流性食道炎など、色々な症状へと発展してしまいます。
日本人の約8割はストレートネックで、さらに小学生にも増えているのだそう。
ストレートネックチェック
楽な姿勢で立って壁に背中をつけます。
この時、かかと・お尻・肩甲骨・後頭部の4点が無理なく壁につくのが正しい姿勢です。
ストレートネック解消が期待できる”アゴ押し体操”
1.まず背筋を伸ばし、体の位置を動かさずに頭をできるだけ前に出します。
2.人差し指と中指をアゴにしっかり当てて、水平にスライドさせるように後ろへ3秒押し込みます。
スマホを触る時や信号を待つ時など、気がついたときに1日、2~3回やってみましょう。
14位 爪
30歳を過ぎて爪に出るタテのすじは、加齢によるもので爪のシワ。
健康的な爪は鮮やかなピンク色ですが、白っぽい場合は鉄分不足による貧血の可能性もあります。
また、黒い線が入るのはほとんどの場合爪の中にできたほくろですが皮膚がんの可能性もあるので心配であれば専門医に診てもらいましょう。
二枚爪は乾燥の他に、爪の脂分を落としてしまう除光液の使い過ぎが原因となります。爪の健康を保つためには保湿クリームを塗って乾燥させないようにしましょう!
13位 心臓
食生活の欧米化、寒暖差によるストレスなどが原因で心筋梗塞などの心臓に関わる疾患が増加しています。
オリーブオイルで不整脈予防
オリーブオイルで不整脈を抑えるだけでなく、不整脈が原因で引き起こされる病気の発症率を下げるという研究結果が出ています。
「ながらグーパー運動」で心臓病予防
世界保健機関によると、日本人の3人に1人は運動不足で、これが心臓病を引き起こす原因になっているそうです。
日常生活で簡単にできる「ながらグーパー運動」で心臓病を予防しましょう。
1.椅子に座って背筋を伸ばし、手と足でグーパーを各10秒ずつくり返すだけです。
2.10秒1セットを1日3回行いましょう。
心臓から最も遠い手と足の先を動かすことで、運動不足による血流の低下を防ぐことができます。
12位 目
スマホやパソコンを長時間使い光を見続けることで目を酷使しているため、視力の悪い若者が増えてきています。
併せて、噛む力が低下すると視力も低下すると言われています。
噛む力と視力はなぜ関係あるの?
最近は柔らかい食べ物が増えてきたため、噛む力が低下してきています。
噛む時に使う「咬筋(こうきん)」と、物を見るときにピントを合わせるために使う「毛様体筋」が密接な関係にあるため、噛む力が低下すると目の中にある毛様体筋も同時に弱まり視力が悪くなってしまうのです。
視力回復トレーニング
毎日、少しの時間でもトレーニングすることで視力低下の予防や回復につながります。
使用したのは先生の著書。
先生の著書を読んで目が良くなったという手紙が1000通届いているそうです
11位 肩
肩こりを感じる筋肉は肩甲骨とつながっているので、肩甲骨をほぐして動かすことで肩こりの解消につながります。
肩甲骨まわりの硬さチェック
1.背中を壁につけて立ち、腕を肩の位置までまっすぐ伸ばす
2.そこから壁伝いに腕を上げていき、上がった角度で判定します。
●0度~45度 ガチガチ肩甲骨
●45度~60度 肩甲骨まわりが少し硬い
●60度以上 問題なし
肩こり解消ストレッチ「肩甲骨はがし」
1.肘と肩が真っすぐになる位置まで肘を上げる
2.5秒かけて肘を後ろに引く
3.脱力させ腕をおろす
・肩甲骨の間をギュッと縮めるように肘を引く
・肘が下がらないように意識する
・1日3回行う
10位 おなか
おなかに脂肪がついていると満腹中枢の動きが鈍くなるので、食欲が止まらない悪循環になります。
内臓脂肪が多いと動脈硬化や糖尿病などのリスクが高くなりますが、内臓脂肪はつきやすい半面、落としやすいので「5秒筋トレ」でおなかの脂肪を燃やし内臓脂肪を2週間で落とせるのです。
怖い内臓脂肪を落とす「5秒筋トレ」
「腹横筋」と「腹斜筋」を鍛えます。
1.脚を閉じて、つま先は軽く外側に開きます。
2.両腕は高く上げて握りこぶしを作ります。
3.左膝を曲げます。 息を吸いながら、左足をあげて5秒キープしましょう。
※マラソンランナーがゴールするイメージで。
4.ゆっくり息を吐きながら戻します。
5. これを左右10回行います。
・イメージすることが大切!
イメージするだけで通常の5倍以上の運動量になります。
例えば、立ったままの5秒腹筋は”お腹で空き缶を潰すイメージ”
・入浴前に筋トレすると効果的
入浴前に筋トレすると交感神経がアップしますが、入浴することで副交感神経がアップし、リラックスするので熟睡することができます。
寝ている間に出る成長ホルモンは、体脂肪を分解してくれるのです。
9位 ふくらはぎ
・夕方になると脚がむくむ
・ふくらはぎがかゆくなる
・足がつる
こうした症状があると「下肢静脈瘤」の可能性も考えられます。
下肢静脈瘤
足の血管がボコボコと、こぶのように浮き出てしまう病気。立ちっぱなしの仕事の方は要注意!
下肢静脈瘤を予防するゴキブリ体操
1.仰向けに寝て、両手足を上に上げる。
2.その状態で30秒間手足を振る
1日3セットを目安にします。
下肢静脈瘤を予防する寝方
足元にクッションを敷いて寝る
ふくらはぎが心臓より高い位置に来るため、血液が静脈から心臓にスムーズに運ばれるようになります。
健康状態がわかる、ふくらはぎの指輪っかテスト
ふくらはぎは、第2の心臓とも言われる部位のため、太さを見れば全身の筋肉量や衰えがわかるのです。
1.両手の親指と人差し指で輪っかを作ります。
2.利き足では無い方のふくらはぎの一番太い部分を力を入れずに軽く囲みます。
この時、囲めない人、またはちょうど囲める人は、現状で問題はありません。
しかし、すき間ができる人は筋肉量が少なく、将来、足腰が弱ってしまう可能性が高いです。
※65歳以上の高齢者を対象とするデータ より
今のうちから、ウォーキングなどで、ふくらはぎの筋力アップをしておきましょう!