3月17日(日)の「中山のイチバン」はSHOWROOMの社長、前田裕二 さんを取材
著書『メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book) The Magic of Memo (NewsPicks Book)』は22万部のベストセラー。
そんな前田社長に「人生が変わる?話題のメモ術」を伝授していただきました。
前田裕二さん
アーティストやアイドル、タレント等の配信が無料で視聴でき、さらに誰でもすぐに生配信が可能な、双方向コミュニケーションの仮想ライブ配信サービス「SHOWROOM」を立ち上げ、話題になった前田裕二さん。
自身のメモ帳をまとめた『メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book) The Magic of Memo (NewsPicks Book)』は発売後2日で17万部、現在22万部のベストセラーとなっています。
前田裕二さんの成功の鍵
メモで人生を変える
メモをするのが大切な理由は?
手書きの方がアイデアが出やすいので、スマホなどより手書きのメモが多いそう。
メモの役割
①覚えておくためのメモ
②アイデアを膨らませるためのメモ
頭の中で覚えておこうと思うと容量を使ってしまうので、大切なことはまず書き留めておく。
メモの書き方
・左側
自分の考えを抜きにして、見聞きした事実を書く。
・右側
自分が気づいたことや理由。他への応用について書く。
・聞いたことだけを書いていると右側のページが空いてしまいもったいないので、気づいたことがないかを考えて発想していくようにしている
・デジタルの時代だからこそ、手書きのメモで思考力を高めていくのが成功の秘訣
弾き語りをして生活
前田さんは8歳のときに両親が亡くなり、ご飯を食べるのに必要なお金を稼ぐためにアルバイトをしようと思いましたが働かせてもらえませんでした。
そこでお金を稼ぐために始めたのが”弾き語り”
最初はオリジナルの曲を歌ったが誰も止まってくれなかったので、知ってる曲のほうが興味を持ってもらえるとカバー曲に変えました。
道を通る人は女性が多かったので、自分が40歳、50歳の女性だったらどういう歌が聞こえてきたらハッとするか?と考えて選んだのが青春時代に聞いていた曲。
松田聖子さんや小坂明子さん、村下孝蔵さんの曲などをマスターしました。
一番いいときで月に15万稼げていたそうです。
アルバイトを徹底研究
その後ありとあらゆるアルバイトを経験し、なぜこのバイトの時給が高いかを考えました。
お客さまからもらえるお金が高い方が給料も高くなるので、お客様がもっとお金を払いたくなることを自分で作ってみようと試してみるなど、様々な職種に飛び込み、お金の稼ぎ方を探求しました。
大学卒業後は外資系の投資銀行に就職。トップの成績でしたが起業したいという強い思いで「SHOWROOM」を立ち上げました。
スナックをリスペクト
前田さんの原点は町のスナック。
冒険する時や未開の地に入る時のドキドキ感が好きな前田さんは、スナックで最初に足を踏み入れる時は怖くて居心地が悪くても、だんだん良くなっている感じが好きなのだそう。
このスナックの居心地の良さは、コミュニケーションがないカラオケボックスしか知らない現代の若者に刺さるのでは?と思ったそう。
ママがお客様同士を勝手につなげてくれるなど、新しい絆が生まれるのがコミュニティの大事な要素。
スナックのように新たな絆を作れる空間が「SHOWROOM」を生み出すきっかけになったそうです。
スタジオの感想
片瀬さん
「行動力も発想力もあり、常に答えと結果を出している。」
中山さん
「ビジネススタイルは職業によって違うので、色々なアルバイトをした経験をひとつに融合している。」
渋谷さん
「人は何を欲しがるのか、何をすれば喜ぶのだろう、何にお金を払ってくれるのだろう…ということをメモを使って自分の中に蓄積されている。
通常、ビジネス書の初版は4,000部で半分の2,000部売れると利益が出ると言われているが、この本はその100倍売れている。それだけ起業家として注目されているし、読者の気持ちを読むのがうまかった」
尾木先生
「授業で板書をしても誰もメモを取らず、写メを撮っているのでやりがいがない。
アメリカの実験では、写メをした学生と比べると手書きをした学生のほうが成績が良かった。それは脳科学的にも手書きだと前頭前野が活動するから」。
笛吹さん
「メモのとり方は自分の中で固まっている。前田さんは思いついたことを言語化することに力を入れており、それで思考を深めてきたのでは」
まとめ
左ページに事実、右ページにアイデアを書く方法は、自分の中に色々なものが蓄積される様子が目で見て分かるいい方法ですね。
私もメモを取ることは好きなのですが、最近あまり書いていないのでぜひ実行してみようと思います。